カメラ選び

今...コンデジが熱い!やっぱり便利ズームレンズ

いきなり【今...コンデジが熱い!】とかタイトルに書いちゃいましたが、あくまでもこれは自分の中の話です。

早いもので私がカメラを初めて3年が過ぎました。普段私が使っているカメラは基本的にレンズ交換のできる一眼カメラです。

ですが、仕事に行く時や買い物に行く時など写真を撮るか撮らないかわからない時などに、わざわざ一眼カメラを持って歩くのは厳しいですよね。

そこで普段の持ち歩き用に2012年3月に発売したキャノンの「PowerShot G1X」初代を購入して最近は持ち歩いています。気軽に広角から望遠まで撮れちゃうズームレンズが思っていたより楽しいです。

という事で、コンデジについていろいろネットで調べてみる事にしました。

「PowerShot G1X」を購入した時の記事です⇩

カメラ探しの旅...PowerShot G1X

久しぶりにコンデジを購入してみました。 久しぶりと言っても、以前にコンデジを購入したのは14年ほど前 ...

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最近、気になっているコンデジ

「PowerShot G1X」が思ったより楽しかったのでコンデジについていろいろ調べてみると、気になるコンデジがいくつか見つかりました。

とはいっても、今やコンデジと言えばソニーの「RX100シリーズ」やリコー「GRシリーズ」がちまたでは大人気でありますが、私がコンデジに求めるものはまず第一にデザインが好みであること。そして、ズームレンズが搭載されていることです。そうなると「RX100」はデザインが好みではないし「GR」や...そういえば富士フイルムの「X100シリーズ」も大人気ですが、両方ともデザインは最高なのですがともに単焦点レンズなので却下です。

という事で、いろいろ調べた結果、私が気になったコンデジは以下の3台です。

PENTAX MX-1

まず最近一番気になっているコンデジがペンタックス「MX-1」です。

なんとこのコンデジは上下面のカバーが真鍮で作られていて、使い込むほどに味わいが深まる、まるでM型ライカのようなコンデジなのです。

焦点距離28mm~112mm(35mm半換算)の4倍ズームレンズを搭載し開放F値1.8-2.5の明るい大口径レンズを搭載しています。さらに1cmマクロで撮るとボケ味の美しい描写が得られます。

「MX-1」にはファインダーが付いていないのがちょっと残念な所...ちなみに、センサーは約1200万画素の裏面照射型1/1.7型CMOSセンサーを採用し最高ISO感度は12800です。

Canon PowerShot G16

次はキャノンの「PowerShot G16」です。前機種「G15」でもいいけど...

私が購入した「PowerShot G1X」は、APS-Cセンサーと縦の長さがほぼ等しい、1.5型のコンデジとしては大型なCMOSセンサーが搭載されています。いっぽう、「PowerShot G16」には1/1.7型、有効1,210万画素のCMOSセンサーが使われています。

「G1X」よりも小さいセンサーが使われている分カメラも小型軽量に作られていて、焦点距離28mm相当からはじまる光学5倍ズーム(28mm~140mm)を搭載し、開放F値はF1.8-2.8と非常に明るいレンズを使用しています。レンズ構成は9群11枚で、非球面レンズ3枚、UDレンズ1枚を採用しています。

実は「G16」の二つ前の機種である「G12」までは、CCDセンサーを搭載していたので「G12」もちょっと気になります。

FUJIFILM X10

最後は、富士フイルムの「X10」!

こいつはなんと言っても、レンジファインダーカメラを思わせるレトロ外観が最高に好みです。

「X10」には1/1.7型より大きな2/3型センサーが搭載されていて、このコンデジのレンズスペックも非常に魅力です。焦点距離28mm~112mm相当の4倍ズームで、開放F値はF2-2.8。レンズシフト式の手ブレ補正も利用できるので、暗いところでの撮影にも強いかも?

マクロモードに切り替えるとそれぞれ広角側で約10cm、望遠側で約50cmまで被写体に寄ることができます。スーパーマクロにすると、広角側で約1cmまで被写体に近づけるが、1m以遠はピントが合わなくなるようです。

以上の3機種が最近気になっているコンデジです。

いずれも10年ほど前に発売されたコンデジです。この頃のデジカメって個性が強くて最近のデジカメのように万能ではないけど、使ってみると楽しいカメラ多いですよ!

[1/1.7型]や[2/3型]小型センサーのメリットとは

以前は[1/1.7型]や[2/3型]のような小型センサーが搭載されたコンデジには興味がなかったのですが、最近は小型センサーだからこそできる、明るいズームレンズを搭載している軽量でコンパクトなコンデジに興味がでてきました。

同じ画角であれば「大きいセンサー」よりも「小さいセンサー」の方が焦点距離が短くなるので、被写界深度は深くなる傾向になり、被写体からピントを外しにくくなりマクロ撮影などもしやすくなります。

「小さいセンサー」は被写界深度が十分にあるので、絞りを開けても被写体全体にピントが合いやすくなり、シャッタースピードが稼ぎやすくなります。その為に手ブレを抑えることができます。

逆にフルサイズやAPS-Cのような「センサーが大きい」カメラで被写界深度を深くするにはある程度まで絞る必要があるため、シャッタースピードが遅くなり、手振れが起こりやすくなってしまいます。そこでシャッタースピードを上げるには、ISO感度を上げるしかなくなります。

このように小型センサーにも多くのメリットがあるので、このようなことを理解して一眼カメラとコンデジを使い分けて楽しみたくなりました。

今使っている、初代「PowerShot G1X」のレビュー

キャノンの初代「PowerShot G1X」を購入して数ヶ月使って感じたことは、コンデジにしては1.5型と大きなCMOSセンサーが使われているため、ちょっとデカくて重たくクレイジーなコンデジなんですが、写りはまるで一眼カメラで撮ったような感じで、低感度では高い描写力を実現していると思います。

が...レンズの開放F値はF2.8-5.8と少し物足りないので大きなボケを生み出すことはできませんし、コンデジにしては【534g】とちょっと重たいのがネックです。まあコンデジにしてはセンサーが大きいので、この辺りは仕方ないかな!

しっかりグリップが付いていて、意外に握りやすい作りです。
ボディには金属素材を採用していて、手にした瞬間、金属の重厚な質感が感じられます。
レンズ内には手ブレ補正機構[マルチシーンIS]を搭載。
モードダイヤルと露出補正ダイヤルが2段同軸に配置されています。
ズームに連動する実像式光学ファインダーを搭載!
[S]ショートカットボタン。15種類の機能からひとつを割り当てられます。私はデジタルテレコンを割り当て!
液晶モニターは3型の約92.2万ドットの高精細バリアングルモニターを採用。

「PowerShot G1X」の作例

参考までに「G1X」で撮った作例を少し載せておきます。

全てJPEG撮って出しです。

レンズ一体型デジカメとしては大きめの1.5型のCMOSセンサーを採用しているだけあって、時にはコンデジで撮ったとは思えない描写を見せてくれることがあります。

発売当初、キヤノンでは「キヤノンコンパクト史上最高画質」と、画質については自信たっぷりの広告展開を行なっていました。

28mm相当,f3.5,1/600,ISO100

上の画像のようにサッと28mm相当で撮った後に、下の画像のような望遠が簡単に撮れてしまうのが、やっぱりコンデジの最大の魅力だと思います。

110mm相当,f5.6,1/15,ISO100
112mm相当,f5.8,1/1250,ISO500
50mm相当,f4.5,1/1000,ISO100
50mm相当,f4.5,1/30,ISO1000

上の画像は、テイクアウトしてきたお寿司をただ撮っただけなのですが、生物の瑞々しい感じが良かったので載せてみました。

下の画像は、マグロの握りの部分を拡大した画像です。拡大してもコンデジで撮ったとは思えない良い画質だと思いませんか?

デジタルテレコンを上手く使おう

35mm相当,f3.5,1/80,ISO200, 1.5倍デジタルテレコン使用

「G1X」には、レンズの焦点距離を1.5倍/1.9倍にできるデジタルテレコンが使用できます。マクロモードに切り替えてもそんなに寄ることができないカメラなので、被写体を大きく映したい時には、デジタルテレコンをうまく使うと良いでしょう。しかしデジタルテレコンが使えるのは、アスペクト比4:3の時だけになります。

まとめ

という事で、ちょっと気になっているコンパクトデジタルカメラと私が今使っている「PowerShot G1X」の簡単なレビューを記事にしてみました。

私もカメラを始めた当初は、どうせ写真を撮るなら多少カメラが重くても良い写真が撮りたいから、レンズ交換ができる一眼カメラしか持ちたくない!コンデジなんか買うくらいならスマホでいいじゃんって思っていました。

しかし、いざコンデジを使ってみると結構いいじゃんって思えて。選ぶコンデジにもよるとは思いますが、ちゃんとしたカメラって思えるし、撮っていても結構楽しむことができました。

他には、今回紹介したペンタックスの「MX-1」や富士フイルムの「X10」などの[1/1.7型]や[2/3型]などの小型センサーを使っている少し古いコンデジも非常に気になっているのです。が...以前に妻が[1/1.7型]や[2/3型]も大きい「1.0型」のCMOSセンサーを搭載したキャノンの「PowerShot G7X Mark III」を使っていた事があるのですが、なんとなく撮った画像がスマホっぽくて、一年位で手放しているので...やっぱり「1.0型」センサー以下のコンデジなんて購入しても、すぐにイヤになっちゃうのかな~ってっ思ったりもしますし...

ちなみに現在妻は、リコーの「GRⅢ」とパナソニックのマイクロフォーサーズの小型ミラーレス機「GM1」に「LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.」レンズを組み合わせて使っていますが、このレンズはマジでやばいです。F1.7のレンズで手振れ補正まで搭載していて約130gですから、ある意味マイクロフォーサーズのレンズでは最強だと思っています。写りも凄く良いんですよね。

あ、そうそう今回初代「PowerShot G1X」を紹介しましたが、もし欲しいなって思ってくれた方がいたら、是非「G1X MarkⅡ」をおすすめします。私はデザインが好きで初代を選びましたが、MarkⅡにも「1.5型」CMOSセンサー・有効1280万画素で24mm~120mm相当と初代よりズーム倍率を上げながらも、開放F値はF2.0-3.9と望遠端でも明るいレンズを搭載していて、しかも最短撮影距離が広角端で5cm、ワイド端でも40cmと短くなり、これならデジタルテレコンを使わなくても普通に寄った写真を撮れるようになり素晴らしいコンデジになりました。

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