Nikonの一眼レフカメラ

Nikon D90ってどう?

少し前に状態の良い「Nikon D90」を見つけたので購入し、少し使ってみたので「D90」のレビューをしてみようと思います。

まあ今更、発売してから14年近くも経つカメラの仕様やらを細かくレビューしても仕方ないので、私が今まで使ってきた他のニコン機と比べて「D90」は、こんなカメラだって思うことを簡単に記事にしてみようと思います。

「Nikon D90」ってどんなカメラ?

「D90」の発売日は2008年9月19日で、1,230万画素のAPS-C、CMOSセンサーを搭載し、ピクチャーコントロール、アクティブD-ライティング、ライブビュー、ダスト対策のほか、一眼レフカメラでは世界初となる動画撮影機能を搭載した一眼レフカメラです。

ちなみに「D90」の前モデルは「D80」で、後継モデルからはモデル番号が4桁に変更された「D7000」にあたるのかな...

「D90」を買った理由

ちなみに、私が今使っているニコン機は「D80」と「D3」の2台なのですが、正直「D3」の描写は凄く気に入っていますが、如何せん重いので旅行などで他のカメラと2台持ちしたい時にはちょっときつすぎます。

一方「D80」の方は、センサーがCCDという事で濃厚な色合いを期待して使っているのですが、以前使っていた同じCCDサンサーを搭載した「D200」に比べると何か普通というかCCDセンサーにしては現代的な写りだなーって私は感じていてます。

結局、重くてあまり使わない「D3」と、描写があまり気に入っていない「D80」の2台を1台に集約してしまおうと思っていて、そこに白羽の矢を立てたのが「D90」でした。

最近私がメインに使っているカメラはレンジファインダーの「Leica M8」と「Leica M Typ262」なのですが、ブログ等のカメラの紹介などにはキャノンのコンデジ「PowerShot G1X」を使っていて、ニコン機の出番がほとんどないんですよね...

しかし、ニコンのFマウントレンズを数本所有してるし、ニコン好きだしってことで1台はニコンの一眼レフを持っていたいって感じです!

「D90」を使ってみた感想

ちなみに、今までに私が所有して使ってきたニコンの一眼レフカメラは「D5600」を最初に購入、その後「D610」→「D200」→「D800」→「D80」→「D2X」→「D3」って感じなのですが、その中でも「D200」のCCDセンサーが映し出す描写が個人的には凄く好きです。でも、ISO感度耐久やライブビュー機能すら使えない事を考えると万能カメラとしては、あまりお勧めしません。

あくまでも私が感じた印象ですが、ニコンの一眼レフカメラに関しては2007年代の終わりの頃以降に発売した機種、要するにセンサーがCMOSに変わってからの機種からニコンのデジタル一眼レフカメラの完成度が飛躍したと感じています。

「D90」も上記の時代の機種で、CCDセンサーを搭載していた前モデルの「D80」からCMOSセンサーに変更されたモデルにあたり、使ってみると非常に高い完成度です。基本的なデザインは「D80」と変わっていないのですが、OKボタンがマルチセレクターの中央に変更されていたり、Lv【ライブビュー】ボタンやInfoボタンが新設されていたりなどの違いがあり、ほぼ現行モデルに通じる設定になっています。

そうです!「D90」は、よく言えばニコンの一眼レフカメラの現行機種に近い完成度であるにも関わらず、とても安価に購入できるのでとにかく安くて普通に使えるデジタル一眼レフカメラが欲しい人にはお勧めです。

一方、私のように濃厚な描写というか独特な写りをするカメラを求める人は「D90」ではなく、CCDセンサーを搭載した機種か、CMOSなら「D2X(S)」もしくは「D3、D700」あたりが良いかもしれません。

動画とライブビュー性能を重視する方も「D90」はやめた方が良いかもしれませんね...そもそもその辺りの性能を重視する方はやっぱり一眼レフじゃなくてミラーレスカメラが良いと思いますし。

TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USDと「D90」の作例

このタムロンのレンズには、VC(手振補正)が搭載されています。Fマウントの35mm短焦点で手振補正が搭載されているレンズはおそらくこのレンズ位なものだと思います。

フルサイズ対応のレンズのため、質量が450gとちょっと重たいのがネックなのですが、最短撮影距離が0.2mmと近接撮影もスムーズに被写体に近づいて撮影できるので、APS-C機でもフルサイズ機で使っても非常に便利です!

上記の4枚は全て開放絞りF1.8での撮影です。

こちらは、F6.3まで絞って撮りました。

AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-EDと「D90」の作例

このレンズは「D80」のキットレンズに設定されていた物で、今なら状態の良いものでも数千円で購入できるのですが、こいつが結構シャープでよい写りをするんですよね。

まあ、Nikkorのキットレンズって意外に評判のよい物が多いですし、球数が多いからか安く購入できるので気楽に試してみるのも面白いと思っています。

上記の3枚は全て70mm(35mm 判換算 : 105mm )で撮ったものです。

上記は31mm(35mm 判換算 : 46.5mm )で撮ったものです。

上記は18mm(35mm 判換算 : 27mm )で撮ったものです。

これはコンパクトで手振補正が付いていてお勧めです

まとめ

結局「D90」ってどうかと言うと...凄くよいカメラだと個人的には思います。

簡単に言ってしまうと、デジタル一眼レフカメラとして完成度も高くて普通に使えるカメラであり、その上中古市場では古いこともあり非常に安価で購入できますから、最初の一眼レフにはよい選択かもしれません。

少し注意して欲しい所は、現在コンデジ等を使っている人からすればちょっと重たいカメラだと感じると思いますから、そのような方で一眼レフを使ってみたい方は【D3000シリーズ】や【D5000シリーズ】を選択された方がよいかと思います。

しかし私としては、この「D90」を今まで使っていた「D80」と「D3」の代わりとして使うかと言ったら、答えは[No]と言った感じでした。

私にとって「D90」は、あまりに普通過ぎて使っていてあまり楽しくなかったし、描写もいたって普通であり特徴のないカメラといった印象でした。が...これはあくまでも私個人の問題でありけして「D90」がよくない製品だと言っているわけではありません。

私が今、ニコンの一眼レフに求めている点は、使いやすくて高性能なものでもなく、できればJPEG撮って出しで色合い等が気に入ることやシャッターフィーリングが好みのものかといったカタログスペックではわからない部分ということで、そういった点を自分が重視しているということが「D90」を使って改めてわかった事でした。

そんな訳で今後も自分にとって最高のニコン機を探す旅はまだ終わりそうにありませんね!

今思う今後のニコン機の購入予定は、気に入っていたが手放してしまった「D200」をもう一度購入するか、CCD名機と言われている「D40」か「D70」を試してみるか、大好きな描写だった「D3」と同じCMOSセンサーが搭載されている「D700」を購入してみようとか色々検討している私であります。

おまけ

「D90」だけの話ではないのですが、ちょっとショックなことがありました。

「D90」を購入した後、テスト撮影もかねて妻とランチを買いにブラブラ撮影していたときのこと。テイクアウトでランチを購入して帰宅後に「D90」をなんとなく見てみると、付いていたはずのアイカップ(接眼目当て DK-21)が無くなっているではありませんか...まあ、アイカップ自体は購入しても数百円で購入できるものなんですが、せっかく「D90」を購入する時もちゃんと純正のアイカップが付いていたりと、しっかりした物を購入したのに一回外に持ち出しただけで無くなってしまったのは悲しかった。

ニコンの入門機や中級機のアイカップって上から溝に合わせてはまっているだけで、個体によっては結構緩くてバックなどからカメラを出し入れしている時、どこかに引っかかって外れてしまうことはよくあるみたいですね。多分私もそんな感じで外れてしまったことに気付かずに無くしてしまったのだと思います。

仕方ないので新品のアイカップを購入しました。アイカップは無くても写真はちゃんと撮れますが、私はやっぱり無いと嫌です。

たいした値段じゃないし通販のついでという事で「D90」指定の【DK-21】以外にも丸形に変更する【DK-22】と【DK-21】より少し小ぶりな【DK-25】も一緒に購入して取り付けてみました。

左側が「D90」指定の【DK-21】で、真ん中が【DK-22】そして右端が【DK-25】です。やっぱり【DK-21】が一番よく似合いますね!

【DK-22】に関しては、本来【DK-22】と【DK-17/DKー19】といった丸形アイカップを合わせて使う用になっています。中央の画像は【DK-22】をはめただけです。

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