リコーGRシリーズに40mm画角のレンズを搭載したRICOH GRⅢxが2021年10月1日に発売されました。
我が家には、妻が使っているGRⅢがあるのですが、GRシリーズの特徴でもある28mmという焦点距離が、日常スナップ撮影には使いづらいという事で最近は出番が少ない状況です。
そんななか、40mm画角のレンズが搭載されたGRⅢxに興味が出ないはずがありません。
リコーイメージング東京にてGRⅢxを無料トライアル
GRⅢxを使ってみたいと思っていたら、リコーイメージング東京/大阪で12月12日まで1泊2日可能な無料トライアルが実施されているではありませんか。
これは是非、無料トライアルに申し込もうって思い、さっそくネットで申し込み手続きを行いました。
希望日にGRⅢxの無料トライアルが可能である返信メールを頂き、一安心です。
ちなみに、今回の無料トライアルにはGRⅢxの他にPENTAX K-3 MarkⅢもあって、無料トライアルできますよ!
ついに待ちに待ったGRⅢxの無料トライアル希望日です。
初めて、西新宿の新宿センタービル中地下1階にあるリコーイメージング東京にGRⅢxを受け取りに行ってきました。
リコーイメージング東京の受付で無料トライアルに申し込んだことと名前を言うと、5分程で手続きは終了し、GRⅢxボディとバッテリー2個を貸していただきました。
通常は充電器も一緒に貸してもらえますが、我が家にはGRⅢ用の充電器がありますから今回充電器は貸りませんでした。
「GRⅢとGRⅢx」の外装比較
GRⅢとGRⅢxの外装は、ほとんど区別はつきません。上がGRⅢで、下がGRⅢxです。
我が家のGRⅢには、サードパーティー製の赤いリングキャップを付けてあるので簡単に区別できますが、同じブラックのリングキャップを付けてしまうと区別するのは、困難でしょう...
液晶モニターの背面側も、まったく同じです。
区別するのは、不可能かも?
上面も基本的には全く同じなのですが、よく見ると、GRⅢとGRⅢx のレンズ鏡胴部の厚みが少し違います。
その差はわずかで、約2mmほどだと思います。
レンズ鏡胴部を拡大して見ると厚みの違いがよくわかると思います。
レンズキャップの厚みも違いますから、サードパーティー製を共用して使うことはできません。
ちなみに、GRⅢの質量はバッテリーやSDカードを含めて257gで、GRⅢxが262gと5gほど重くなりましたが、持った印象はほぼ変わりませんでした。
2台を区別するには、ここを見ると間違えないと思います。
左側、GRⅢのレンズ鏡胴前面には「GR LENS f=18.3mm 1:2.8」と右側のGRⅢxには「GR LENS f=26.1mm 1:2.8」と印字されています。つまりAPS-CのGRⅢでは、35mm判換算で18.3mmが28mm画角、26.1mmが40mm画角になります。
「GRⅢとGRⅢx」の作例
今回の作例は、買い物ついでに私がGRⅢを妻がGRⅢxを持って簡単に撮ったものなので、撮った位置や角度が違いますから適当に見てください。
JPEG撮って出しで、焦点距離によるボケ具合が分かりやすいように、絞りは2台とも開放のf2.8で撮りました。
一応、分かりやすいように2枚セットでアップしてみました。上がGRⅢで下がGRⅢxになります。
浅草寺を撮った一枚、この写真はほとんど同じ位置から撮ったものです。
このような写真は、上のGRⅢの広角28mmが迫力が出て良い感じです。
こちらの写真もほぼ同じ場所から撮影したものです。
このような画角なら、足を使えば両方とも同じような写真が撮れると思います。
信号待ちの間に、サッと撮ってみました。
こちらの写真は、下のGRⅢxの方がレンズの焦点距離が長い分、被写界深度が浅く標識が強調されていますね。
この写真では、なるべく同じような画角になるように撮ってみました。
こちらの写真も、下のGRⅢxの方が焦点距離が長いレンズのおかげで、シャープに見えます。
次は接写して撮った写真なのですが、ちょっと寄り具合が違いますね...(笑)
それでも、やはりGRⅢxの方が大きくボケているのが良くわかる一枚です。
この写真も被写界深度の違いが分かりやすいです。
このように、40mm相当の画角を持つGR IIIxならば、物撮りやポートレートにも多用できると思います。
28mm画角のGRⅢのように、頑張って作品化するのだという気負いもなく素直にシャッターを切ることができそうですね。
続いては、マクロモードで撮った写真です。
ちょっと寄り方が全然違い、あまり参考にならないかな?
正直、マクロモードにして接写してしまうと、私にはあまり違いを感じられなかったですね!
この写真も意外にレンズの焦点距離の違いがわかる一枚だと思います。
28mm画角のGRⅢだと、なるべく被写体に寄って撮っても、良くも悪くも結構背景が写り込んでしまいますね。
まとめ
とにかく今回は、リコーイメージング東京さんには感謝です。
当初は、ヨドバシアキバにでも行ってGRⅢxのチェックをしようかなって思っていたのですが、意外にカメラ売場で画角やボケ具合を確認して、その時は良いなって思って購入しても、後で後悔することもありますから。
今回のように一泊二日での無料トライアルがあるととても便利だなって思いました。
結局「GRⅢかGRⅢx」のどっちがいいか?ですが、結果的に私は、やっぱりGRⅢの方がいいなって思いました。
何故かというと、GRⅢxにはもう少しボケを期待していたからです。ですがしょせん40mm画角と言っても、レンズ自体は「26.1mm/f2.8」ですから、フルサイズで言えば広角レンズです。そんなにボケる訳がありませんよね!
結局、接写してしまえばGRⅢでもある程度のボケは獲られるので、風景を撮る時などには空を大きく入れたりできる広角28mmの方が良いし、接写が出来るGRⅢなら足を使うなりクロップを使えば40mm画角の絵はある程度作れてしまうかなって思ったからです。
ですが妻は、やっぱり40mmのGRⅢxが気に入ったみたいです。
妻はボケが大好きなので、普段はマイクロフォーサーズ機で42.5mmのレンズを使っています。なんと普段から85mm画角で写真を撮っていますから28mmのGRⅢが使いづらいようですね!
「GRⅢかGRⅢx」のどっちがいいかは、まあレンズを選ぶような物で何を撮りたたいかですから、人によりけりという事ですね...
リコー RICOH GR III コンパクトデジタルカメラ[GR3]