皆さん、こんにちは。
僕は普段、風景やスナップ撮影をメインにカメラを楽しんでいて、現在4台のデジカメを所有していますが、外部ストロボは持っていません...って言うか普段からストロボは殆ど使ったことがありません。
そこで撮影バリエーションを増やそうと購入してみたのが本製品、LightPix Labs(ライトピックスラボ)『FlashQ Q20Ⅱ』(以下Q20Ⅱ)です。
『FlashQ Q20Ⅱ』の外装
まずは、開封し外装をチェックしてみたいと思います。
大きさは幅59mm、高さ99mm、厚さ29mm。重さは115g(電池除く)ちょうどタバコ一箱分くらいで、ジャケットやカバンのポケットに入ってしまうほどコンパクトです。
光量は最大ガイドナンバーが20(ISO100時)で、フラッシュ発光量手動コントロール7段階の調整が可能です。
そしてチルト可能な発行部、0°/45°/60°/75°/90°と5段分のバウンスが可能でクリック感が非常に心地よい!
背面には電源スイッチや光量調節ボタンが並びます。
FLASHの左右ボタンで光量の調整が可能で、フル発行1/1から1/64の7段階。
背面下のレリーズボタンを押すとトランスミッター部が取り外し可能になっていて、クリップオンストロボとしてだけでなく、ワイヤレスストロボとしても使用することができる。ここが「Q20Ⅱ」の最大の特徴である。
本体の底面には、三脚固定用の1/4インチ三脚ネジ穴も備わります。
軽量でコンパクトな「Q20Ⅱ」なら、こんなに小さい三脚でも使用できちゃいます。
付属品と使用する電池
「Q20Ⅱ」には、本体がすっぽりと納まるソフトケースが付属します。
赤/緑/紫/青/黄色/オレンジ/透明の7枚のカラーフィルターも付属します。
それと、充電用の2又USBケーブル。
「Q20Ⅱ」本体には単3アルカリ電池もしくは、ニッケル水素電池が使用可能である。
1/1最大出力で、チャージ時間はアルカリ電池で7秒、ニッケル水素充電池で6秒とちょっと時間がかかりますが、屋外の日中シンクロのような撮影でフル発行まで使わなければ、チャージ時間も短くなりストレスなく撮影が行えます。
今回は、タミヤ模型の単3ニッケル水素電池 ネオチャンプを使用してみます。
トランスミッター部分には、リチウムイオン電池が内蔵されています。
本体にニッケル水素充電池を使用すれば、付属の2又USBケーブルでトランスミッターと本体を同時に充電することができます。
香港のLightPix Labs「Q20Ⅱ」は、国内では【銀一】が取り扱っていて、ちゃんと日本語の取説も付属しています。
購入日から12ヵ月の保証も付いているので、銀一さんが取り扱う正規品を購入するのが個人的にはおすすめです。
カメラに『FlashQ Q20Ⅱ』を取り付け
では、カメラに「Q20Ⅱ」を取り付けてみます。
まずは、最近一番出番の多いCanon EOS5D(初代)です。
ボディサイズが大きいフルサイズ一眼レフのEOS5Dだと、特に違和感はありませんね。
続いては、Leica M(Typ262)です。
実は「Q20Ⅱ」を購入して、一番組み合わせて使ってみたかったのが、M Typ262なんですよね。
Leica M8にも装着してみました。
シルバークロームボディにブラックの張り革と「Q20Ⅱ」のブラックボディが意外にもマッチしています。あれ、個人的には結構いけてる。
妻が使っているGRⅢにも装着してみます。
GRⅡまでは内臓フラッシュが付いていたGRシリーズですが、GRⅢからフラッシュがなくなってしまったため、GRⅢで「Q20Ⅱ」を使っている方、結構多いみたい。
「Q20Ⅱ」とGRⅢのボディの大きさは、ほぼ同じようなサイズですが、何だか結構似合ってますね。
「Q20Ⅱ」は、レリーズボタンを押すだけでトランスミッター部と本体が簡単に取り外せますから、トランスミッター部分だけカメラに残しておき、ストロボを使いたい時だけサッと取り付けて、使い終わったらすぐに取り外して「Q20Ⅱ」をポケットにスッとしまう。こんな風にスマートにクリップオンストロボを使いこなせたらかっこいいな!
『FlashQ Q20Ⅱ』を購入した理由
半年くらい前からM型ライカで使えるクリップストロボを探していたのですが、ライカ純正品は結構な価格だし、購入してもあまり使用しないかもしれないしので、最初は安い物が欲しかった。
色々ネットでストロボのことを調べていると、何件か「Q20Ⅱ」をM型ライカで使っている記事を見つけて、このストロボって安くてコンパクトでいいじゃんって感じました。
まあ「Q20Ⅱ」って、TTLをはじめとする自動調光機能はできないし、マニュアル発光専用になってしまい、ちょっと面倒な部分もありますが、だからこそメーカー品の専用設計の物と違ってアクセサリーシューが付いているカメラなら、大抵のカメラで使えます。
ですから、ライカでもキャノンやニコンの一眼レフでも当然使うことができますから、最初に使うクリップオンストロボには最適かなって思いました。
『FlashQ Q20Ⅱ』を使ってみた作例
今回使用したカメラは、Leica M(Typ262)を使って、「Q20Ⅱ」を発光させた時とストロボを使わなかった時の作例を紹介します。
私は、ちょーストロボ初心者ですから、あまり良い作例ではありませんが、良かったら見てください。
最初の一枚は、近所の神社で緑を撮ってみました。
↓の画像は、ストロボ発光なし。
次は、同じ場所からストロボを発光させて撮ってみました。
この場面は、ワイヤレスストロボとしてサイド光で使ってみましたが、ちょっと光が強すぎかな?
次は、時期的に紫陽花です。
こちらも最初は、ストロボなし。
今度は、M(Typ262)に「Q20Ⅱ」を付けてストロボ発光させてみます。
紫陽花が強調され、ストロボ発光なしと写真の印象が全然違いますね。
自宅に戻って、色々試してみます。
被写体にLeica M8を使って撮っていきます。
まずは、ストロボ発光なし。これはこれで良い感じに撮れました。
そして、左側にストロボを置いてサイド光で発光させます。
この日は、天気も悪くて太陽光が全くありませんでしたが、まるでM8に日が当たっているような感じに撮れました。
またまたM8を被写体にして、ストロボ発光なし。
やっぱりLeica M8かっこいいな。なんちゃって...
今度は、ストロボを天井にバウンスさせて撮ってみました。
ホワイトバランスオートで撮っていたので、色合いが全く変わりました。
奥に玉ボケも発生し、写真のイメージが全然変わります。
次も同じ場所で、右側からのサイド光で...
これもまた、良い感じ!
左側に影が出ていて写真にメリハリが出ましたね。
まとめ
「Q20Ⅱ」の最大の特徴は、アクセサリーシューに差し込む部分とストロボ本体がレリーズボタンを押すだけで分離し、シュー側に残った部分はワイヤレス発光用のトランスミッターとして使えるところだと思います。
ストロボを気軽にワイヤレスで使えると、ライティングの自由度は飛躍的に高まりますし、ストロボ本体の取り外しが、レリーズボタン一つで簡単に行えるのもスナップ撮影時にありがたい機能として使えます。
そして「Q20Ⅱ」は、非常に薄型でコンパクトなので荷物を増やしたくない海外旅行などでも、持っているとありがたいアイテムになりそうです。
少し使いづらいのは、TTLをはじめとする自動調光機能が使えませんから、光量調節やカメラの露出調整には慣れが必要かもしれません。
そうは言っても、デジカメで使うのであれば何度かテスト撮影か繰り返しているうちに最適な光量も見えてくるので、ストロボ初心者の私でも何とかなりそうですし、むしろストロボの使い方を覚えるにはちょうど良いかもしなません...